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【#鬼滅の刃】岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の強さ【戦闘能力考察】

漫画「鬼滅の刃」の登場人物岩柱・悲鳴嶼行冥の強さについて考察する。

なお、単行本未掲載話(172話)までのネタバレを含むので、未読の方、単行本派の方はブラウザバックしていただくか、それを承知の上でお読みいただきたい。

概要

鬼殺隊最強の剣士「柱」の一人。
肩書は岩柱(いわばしら)。

盲目である。

初登場は第6巻45話。

鬼殺の剣士

鬼殺隊に所属する剣士。

多くの剣士が全集中の呼吸を習得しており、柱である行冥も例外ではない。

日輪刀

鬼殺の剣士が所有する刀。
太陽の光を吸収した鉱石から作られる。

鬼を殺すことのできる唯一の武器。
日輪刀で頸を斬ることで鬼を殺すことができる。

持ち主の呼吸への適性によって色が変わる別名「色変わりの刀」。

柱の中には異形とも言える形状の日輪刀を持つ者も少なくなく、行冥の日輪刀はその筆頭ともいえる形状で、手斧と棘付き鉄球を長い鎖で繋いだものである。
もはや刀の面影はどこにもない

鎖につながれた斧と鉄球は、投擲することで遠距離攻撃が可能。
日本刀形の日輪刀を扱う剣士では対応不可能な攻撃を行うこともできる。

行冥の日輪刀は鎖・斧・鉄球全ての鉄の純度が極めて高く、上弦の壱・黒死牟の刀では斬れず、斬る前に灼け落ちてしまうとされるほど(単行本未収録169話)。
刀匠の技術が最盛期だった戦国時代にもこれほどの鉄はなかったらしい(単行本未収録169話)。

鬼殺隊の中でも最高位の実力者を指して呼ぶ肩書である「柱」。

行冥は19歳で柱になり8年間経っていることから、柱の中でも最古参である。

柱ともなれば強力な鬼と戦うことも多いはずだが、8年という期間は柱として、あるいは鬼殺隊員としてでさえ驚異的に長い期間であると言える。

戦闘技能

基本的には鬼殺の剣士の持つ戦闘技能に準じるが、「柱」である行冥は、技の威力や精度が他の隊員とは比較にならないほど高い。

  • 全集中の呼吸
    • 岩の呼吸
    • 全集中・常中
  • 反復動作
  • 痣の者
  • 聴力(心の目)

全集中の呼吸

鬼殺隊員の身につけておくべき基本技能であると同時に、鬼を殺すための必殺の奥義

大量の酸素を取り込むことで一時的に身体能力を向上させることができる。
その効果は、人間のまま鬼のように強くなれるともいわれる。

岩の呼吸

始まりの呼吸である「日の呼吸」から派生した、基本となる5つの呼吸の一つ。

基本の呼吸であるがゆえに、通常の日本刀形の日輪刀でも使用可能なはずだが、行冥の日輪刀が異形であるため、通常どのように放たれるのかは今のところ不明。

壱ノ型 蛇紋岩・双極(じゃもんがん・そうきょく)

手斧と鉄球を同時に投げつけ、同時攻撃を行う技。

風柱・不死川実弥と連携し、風の呼吸 漆ノ型 勁風・天狗風と同時に放った(単行本未収録第171話)。

弐ノ型 天面砕き(てんめんくだき)

鉄球を投げた状態から鎖を踏むことで、鉄球を地面に叩き落とす技。

斧を躱して体制の崩れた上弦の壱・黒死牟に向けて放った(単行本未収録169話)。

参ノ型 岩軀の膚(がんくのはだえ)

鎖をつかんで斧を振り回し、周囲の攻撃を捌く技。

鬼舞辻無惨の黒血枳棘に対して放ち、黒血枳棘をことごとく弾いた(第16巻139話)。

肆ノ型 流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)

鎖・斧・鉄球の全てを使って敵に攻撃を仕掛ける技。

上弦の壱・黒死牟の月の呼吸 弐ノ型 珠華の弄月と打ち合ったが、顔に太刀傷を負った(単行本未収録169話)。

全集中・常中

四六時中全集中の呼吸を行うことで、基礎体力を飛躍的に向上させる。

直接の戦闘技能ではないが、「柱への第一歩」と言われるほどに重要な技能。

作中の描写はないが、柱である行冥も習得しているものと思われる。

なお、作中で習得した竈門炭治郎曰く「長くやろうとすると死にそうになる」らしく、平然と全集中・常中を維持できる柱の基礎体力の高さがうかがい知れる。

反復動作

行冥から不死川玄弥に伝えられた技術。
全ての間隔を一気に開き、集中を極限まで高めるために、あらかじめ決めておいた動作を行うこと。
要するにルーティーン

行冥の場合は、念仏を唱えることで怒りや痛みの記憶を思い出し、心拍と体温を上昇させている(第16巻135話)。

竈門炭治郎が反復動作により痣を任意に発現できるようになっていることから、行冥もまた反復動作により痣の発現を制御しているものと思われる。

痣の者

上弦の壱・黒死牟との戦いの中で発現させた(単行本未収録169話)。

かつての始まりの呼吸の剣士にも発現していたと言われ(第15巻128話)、痣の発現中は戦闘能力が格段に向上する

痣の発現中は体温が39度以上、心拍数は200以上にもなることが霞柱・時透無一郎から語られた(第15巻129話)。
柱の高い基礎体力があればこそ痣の発現及び維持が可能であると思われる。

始まりの呼吸の剣士の一人の手記に「痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる」との文言があり(第15巻128話)、竈門炭治郎が痣を発現して以降、霞柱・時透無一郎をはじめ、恋柱・甘露寺蜜璃、水柱・富岡義勇と、次々と痣を発現する者が現れている

なお、痣を発現したものは例外なく何らかの症状が発生することが当主代理・産屋敷あまねから柱たちに伝えられていた(第15巻128話)が、例外なく25歳になる前に死ぬという文字通り致命的なデメリットがあることが上弦の壱・黒死牟によって明かされた(単行本未収録170話)。

炭治郎が反復動作を習得しているころにはまだ痣は発現していなかったようなので(第16巻135話)、柱稽古の過程で発現することができるようになったと推測されるが、25を超えて発現した者はその日のうちに死ぬ(単行本未収録170話)らしいので、どのように痣が発現できることを知ったのか謎が残る。

聴力(心の目)

行冥は盲目で、目が見えない。
それを補うために聴力が発達しており、周囲の状況を音で把握することができる。
盲目ではないが、我妻善逸、音柱・宇随天元も同様の能力を持つ。

行冥曰く、心の目。

戦闘時には日輪刀についた鎖から発せられる音の反響から、空間や動きを正確に把握している。
上弦の壱・黒死牟曰く「よく考えられた武器」(単行本未収録171話)。

総評

嘴平伊之助の「鬼殺隊最強だ」の発言以来まともな戦闘描写がなく、長らくその実力がベールに包まれていたが、上弦の壱・黒死牟との戦いでついに鬼殺隊最強の本領を発揮した。

百戦錬磨の戦闘経験を持ち、さらに稀血の酩酊効果による弱体化を行ってもなお風柱・不死川実弥がかすり傷一つつけることが敵わなかった黒死牟に対して、着物に斧をかすらせ刀を折るという明確な戦果を挙げた。

刀は結局再生され、すぐに反撃を受けてしまったものの、

など、最上級の戦闘能力を持つ柱二人を相手に連戦してもかすり傷一つ負わない圧倒的な実力差を前に戦果を挙げていることが、行冥の高い実力を裏付けている。

また、実弥が行冥に「私が引き受ける」と言われたときに、すぐにそれを受け入れていることからも、実弥の行冥に対する信頼が伺えるとともに、実弥と行冥の力量に多少は差があることが推察される。

黒死牟も、行冥の肉体について「素晴らしい」「これほどの剣士を拝むのは…それこそ三百年振りか…」と評するほどに鍛え上げられている。
重量のある日輪刀を軽々と手足のように操る筋力と器用さ、それを支えるだけの重量のある体で黒死牟に「俄かには信じ難し」と言わしめるほどの身軽さと俊敏さを兼ね備えており、単純な身体能力は現在の鬼殺隊でトップとみて間違いない。

総合すると、鬼殺隊最強であるとの伊之助の見立ては全く正しいものであったと言える。

しかし、鬼殺隊最強の行冥と、痣を発現した実弥が連携してもなお倒すことができず、さらには刀の変形により更なる実力を現す黒死牟の強さが一層浮き彫りになった。

一方、その状況にもかかわらず、実弥をかばいながら戦いつつも自身は新たに傷を負うことなく戦っていることから、人間として破格の実力を持つことが改めてわかる。

その行冥をもってして黒死牟にどう対抗するのか、不安が募る。

鬼滅の刃【戦闘能力考察】まとめ


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