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【#鬼滅の刃】下弦の伍・累(るい)の強さまとめ【戦闘能力考察】

漫画「鬼滅の刃」に登場する下弦の伍・累(るい)の強さについて考察する。
また、蜘蛛の鬼(母・父・兄・姉)についても併せて考察する。

なお、単行本第5巻、アニメ未放送のネタバレを含むので、未読、アニメ派の方はブラウザバックしていただくか、それを承知の上でお読みいただきたい。

概要

首領・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)直属の十二人の鬼・十二鬼月の一人。
位は下弦の伍。

鬼にしては珍しく、家族と称する群れを形成している。

初登場は第4巻29話。

鬼舞辻無惨の血により人間から人外へと変貌した存在。

人食いの衝動があり、人を食うほど力が増す

肉体の強度や膂力が並の人間より格段に優れているほか、高い再生能力を持ち、通常の物理的な攻撃では殺すことができない。

弱点は「太陽の光」。
太陽の光を吸収した鉱石で作った日輪刀で頸を斬ると殺すことができる。

藤の花も苦手にしていて、藤の花で作った特殊な毒で殺すこともできる。

太陽の光は基本的にどの鬼にも等しく有効だが、藤の花の毒は鬼の実力によっては効き目が減じられることもある。

十二鬼月

鬼の中でもとりわけ高い実力を持つ十二人の最強の鬼

鬼舞辻無惨の直属で、十二鬼月以外の鬼とは比較にならないほど強い

実力の高い順に、上弦の壱~陸、下弦の壱~陸の位が与えられている。

下弦の伍

十二鬼月12人のうち下位6人に与えられる下弦の位、その中の第五位である伍の位を持つ。

家族

基本的に群れることができない鬼の中でも特例的に、家族と称した鬼と群れを成している。

また、それぞれの家族には自身の能力を分け与えている。

蜘蛛の鬼(母)

操り糸を使う女の鬼。

初登場は第4巻28話。

蜘蛛の鬼(兄)

蜘蛛の体に人の頭が付いた男の鬼。

人を蜘蛛に変える毒を使うほか、強烈な刺激臭を放つ。

初登場は第4巻32話。

蜘蛛の鬼(父)

巨体に蜘蛛の頭が付いた男の鬼。

体が硬く、刃が通りにくいほか、高い身体能力を持つ。

初登場は第4巻32話。

蜘蛛の鬼(姉)

敵を捕らえる繭糸と、繭の中で敵を溶かす溶解液を使う女の鬼。

初登場は第4巻32話。

戦闘技能

下弦の伍・累の主な戦闘技能は以下のとおり、標準的な鬼の戦闘技能を持つ。
戦闘技能の一部は、家族の鬼に貸し与えている。

    • 身体能力
    • 再生能力
    • 血鬼術

累は十二鬼月の一人であり、他の鬼と同様の特性を持つ。

身体能力

鬼は人間だったころよりも高い身体能力を持ち、累も例外ではない。
アニメ第19話において、あえて竈門炭治郎との接近戦を行ったが、炭治郎が傷一つつけることができないほどに高い身体能力と、頑丈さを見せた。

家族の鬼の中では、蜘蛛の鬼(父)が最も高い身体能力を持つ。
また、蜘蛛としての特性か、脱皮して巨大化し、身体能力を強化する能力を持つ(第5巻36話)。

蜘蛛の鬼(兄)だけは姿形が蜘蛛であるためか、身体能力自体は特に高くない。

再生能力

全ての鬼は極めて高い再生能力を持ち、十二鬼月である累も、その例に漏れない。
どんな深手であっても、日輪刀により頸を斬られない限りは短時間で再生することができる。

蜘蛛の鬼(父)も高い再生能力を持ち、脱皮後は水柱・富岡義勇に斬られた腕が高速で再生した(第5巻37話)。

他の家族の鬼も高い再生能力を持つことが予想されるが、いずれも一撃で倒されているため、どの程度かは不明。

血鬼術

家族の鬼に分け与えている能力を含めると、作中に登場した鬼の中でもかなり多彩な術を行使する。
作中で血鬼術であると明言されていない特殊能力もあるが、それらも含めて本項で考察する。

鋼糸(はがねいと)

累自身が使用する能力。
極めて高い強度の糸を生成し、それを用いて斬撃を放つ。
糸らしく敵を拘束することもできる。

竈門炭治郎が水の呼吸 壱ノ型 水面斬りで鋼糸を斬ろうと試みたが、逆に刀を斬り折られるほどの鋭さと硬度を誇る(第5巻37話)。

その後放たれた炭治郎の水の呼吸 拾ノ型 生生流転には斬られた(第5巻39話)。

刻糸牢(こくしろう)

硬度を引き上げた糸を蜘蛛の巣状に編んで放ち、敵をバラバラに切り刻む血鬼術。

通常の鋼糸を斬ることができた竈門炭治郎の水の呼吸 拾ノ型 生生流転でも斬れないと直感するほどの硬度を誇る(第5巻39話)。

炭治郎にとどめとして放ったが、ヒノカミ神楽 円舞によって斬り裂かれた(第5巻40話)。

殺目篭(あやめかご)

対象の周囲に糸をドーム状に張り巡らせ、それを縮めることで切り刻む血鬼術。

ヒノカミ神楽の反動で動けなくなった炭治郎にとどめを刺すべく使用した(第5巻42話)。

刻糸輪転(こくしりんてん)

硬度を最高まで高めた糸を編み上げ、回転させながら敵に放つ血鬼術。

水柱・富岡義勇に放ったが、水の呼吸 拾壱ノ型 凪に全て斬られた(第5巻42話)。

操り糸(あやつりいと)

蜘蛛の鬼(母)が使用する能力。
小さな蜘蛛を使って糸を取り付けることで、対象を自由自在に操ることができる。

本体に近いほど強力に操作することができ、操作対象本来の力、速さを超えて動かすこともできる(第4巻30話)。
ただし、その場合には対象の体に負担がかかり、関節がおかしな方向に曲がったり、骨が折れたりするが、対象の骨が折れようが、傷が痛もうが、問答無用で操り続けることができる(第4巻30話)。

操作対象の持つポテンシャルによって実際の戦闘能力は上下する。

脱皮(だっぴ)

蜘蛛の鬼(父)が使用する能力(?)。
脱皮することで巨大化し、身体能力を向上させる。

嘴平伊之助との戦いの途中で脱皮し、死を覚悟させるほどの強さに変貌した(第5巻37話)。

蜘蛛の毒(くものどく)

蜘蛛の鬼(兄)が使用する能力。
小さな毒蜘蛛を使って敵に毒を仕込み、人面蜘蛛へと変える(第4巻32話)。

毒を受けると、

  • 手足に痺れと痛みが出てくる
  • めまいと吐き気がする
  • 激痛が来て体が縮み、失神する
  • 目が覚めると完全に蜘蛛になる

の順に症状が進行する(第4巻33話)。

完全に蜘蛛化した者も小さな毒蜘蛛同様、蜘蛛化の毒を使用することができる(第4巻34話)。

斑毒痰(ふどくたん)

蜘蛛の鬼(兄)が使用する能力。
物を溶かす猛毒の痰を口から吹き出し、敵に浴びせかける。
斑毒痰を浴びたものは瞬時に溶ける。

雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃で突っ込んでくる我妻善逸に吹きかけたが、空中で身をひねり回避された(第4巻33話)。

若干性質が異なるが、「溶かす毒」という点で蜘蛛の鬼(姉)の溶解液と同系統の能力。

繭糸(まゆいと)

蜘蛛の鬼(姉)が使用する能力。
柔らかくも強靭な糸を手の平から生成し、球状の繭で敵を捕らえる。

一般隊士の村田では斬ることができなかった(第5巻41話)。

溶解の繭(ようかいのまゆ)

繭糸で捕らえた敵を溶解液漬けにして溶かす技。
対象が解けきるまでにはそれなりに時間がかかる。

繭糸で捕らえた村田を溶かすのに使ったが(第5巻41話)、途中で助けられたため服だけが溶けた(第5巻42話)。

若干性質が異なるが、「溶かす毒」という点で蜘蛛の鬼(兄)の斑毒痰と同系統の能力。

総評

十二鬼月だけあり、作中ここまでに出てきた鬼たちとは隔絶した実力を持つ。

シンプルかつ強力な鋼糸を筆頭に、搦め手の操り糸や繭糸、蜘蛛化の毒に溶解液など、これまでに出てきた鬼と比べ多彩な術を使用する。

力を分け与えることを鬼舞辻無惨に許されているため、「基本的に群れない」という鬼のセオリーから外れる存在でもあり、標準的な鬼とは異なる対応を求められる難敵である。

能力の基本スペックが非常に高いため、十二鬼月ではない家族の鬼相手ですら下級隊士が何人束になってもかなわず、操り糸によって同士討ちの憂き目に遭い、蜘蛛に変えられ、溶かされて食料にされた。

そのため、人数を割けば敵うというものでもなく、高い実力を持つ者をぶつけるしかないという、戦術で対処することができないタイプである。

全般的に高い能力を持つことに間違いはないが、一方で弱点は力を分け与えることにある。

力を分け与える=自分はその能力を一時的に失うわけで、累が自ら行使していた鋼糸で対処ができない相手に遭遇した場合には、自らはほかの搦め手を使うことができず、極端な劣勢を強いられることになる。

また、力を分け与えた鬼はいずれも累よりも弱い鬼であるため、力を分ければ分けるほど総合的な戦闘能力は落ちていくことになる。

実際、力を分け与えた鬼たちは、竈門炭治郎我妻善逸、嘴平伊之助によって倒されており、分け与えた能力を累自身が行使していた場合には、手も足も出ないままに蹂躙されていたであろうことは想像に難くない。

もしも累自身が全ての能力を行使していたとすると、

  • 鋼糸で攻撃
    • 殺せば終了
    • 外れても牽制として効果あり
  • 繭糸で捕獲
    • 溶解液で溶かして殺す
    • 毒で蜘蛛化して戦闘不能
    • 普通に殺す
    • 操り糸を取り付けて手駒に
  • 毒で蜘蛛化
    • すでに戦闘不能。他の敵を蜘蛛化する手駒に
    • 外れても牽制として効果あり
  • 斑毒痰で溶かす
    • 当たった時点で戦闘不能
    • 外れても牽制として効果あり
  • 操り糸で操作
    • 取り付いた時点で戦闘不能。手駒に
    • 外れても蜘蛛が追う
    • 糸を斬られても手数をそちらに割かせる
    • 鋼糸で操れたらもはや対処不能
    • 死体も操作

それぞれの能力が噛み合い、恐ろしい地獄絵図が展開されていたこと請け合いである。

総じて、作中初めて登場した本当の十二鬼月としての実力をいかんなく発揮した存在であると言える。

自身の人間時代の執着のために多少実力を減じてはいたものの、それでもなお下級隊士であった炭治郎たちにに対して圧倒的な実力を見せつけ、最終的には止めを刺すことさえかなわなかった。

この段階で討伐されることなく人を喰い続けていたら、下弦の器にさえ収まらない脅威になった可能性すらあった。
柱を派遣してまで討伐に動いた鬼殺隊の判断は賢明だったと言える。

無惨が誇る最強の十二鬼月の実力読者に知らしめた存在であると言えよう。

鬼滅の刃【戦闘能力考察】まとめ


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