水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)【鬼滅の刃】

鬼殺隊最強剣士「」の一人、水柱

炭治郎が初めて会った剣士であり、作中初めて登場した剣士、そして(後にわかるが)である。

基本的には口下手で言葉足らず。表情の変化もあまりないため、何を考えているかがわかりづらく、そのせいで他のと諍いになることもしばしば(特に実弥)。

初登場時には家族を殺され、禰豆子にされて打ちのめされている炭治郎を叱咤するために(振り返ってみれば)珍しく大声を出した。「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」

姉の蔦子錆兎など、大切な人が自分をか庇って>に殺されているため、(表情には出にくいが)人を守ろうとする意志は非常に強い。炭治郎を守りきれなかったとわかった際には涙を流した。

初登場は第1巻1話。

岡義勇は誤り。

全集中の呼吸

を狩るための基本技能であると同時に、を殺すための必殺の奥義。

大量の酸素を取り込むことで一時的に身体能力を向上させることができる。その効果は、人間のままのように強くなれるともいわれる。

止血等を行うこともでき、「何でもできるわけではないが」「様々なことができるようになる」とのことで、応用性が高い。(第8巻62話)

水の呼吸

基本5系統の呼吸のうちの一つ。

鱗滝から指南を受け、水の呼吸を会得した。後に炭治郎鱗滝に紹介し、鬼殺隊に入るきっかけとなった。

また、義勇自身は水の呼吸を極め、新たな型であるを編みだすに至った。

鬼殺隊(きさつたい)

古より存在する、政府非公認の組織。

構成員は数百名おり、主な構成員は直接と戦う剣士と、バックアップを担当する

そのほかに日輪刀を作る刀鍛冶、新たな剣士の指導を行う育手がいる。

日輪刀(にちりんとう)

剣士が所有する刀。

義勇日輪刀の色は「」。水の呼吸への適性が高いことを示している。

の中には異形とも言える形状の日輪刀刀を使う者もいるが、義勇日輪刀は標準的な日本刀型。

義勇であるため、日輪刀の側面に「悪鬼滅殺」の文字が刻まれている。

戦闘能力考察

第1巻1話より登場している読者視点で最古参の剣士。

初めてのまともな戦闘シーンは下弦の伍・累との戦闘だったが、炭治郎が全ての力を出し尽くしても届かなかった十二鬼月を相手に、としての圧倒的な実力をいかんなく発揮し、瞬殺した。

義勇自身は最終選別錆兎に庇われたことが負い目で自己評価が低いものの、の名に違わぬ極めて高い実力を誇り、特に水の呼吸の柔軟性を活かした防御能力は格別である。

他のの中でも特筆すべき事項が、水の呼吸拾壱ノ型・凪である。

独自の呼吸法を編み出したは複数人いるが、古くから伝わっており完成度の高い基本5系統の呼吸法の新たな型を編み出したのは、の中では義勇だけである。

日輪刀の色から見る呼吸への適性、独自の型を編み出すセンスなど、歴代の水の呼吸の使い手の中でも最高峰の実力を持つと言っても過言ではない。

の発現に伴う戦闘能力の向上と相まって、の中でも上位の実力を持つことに疑いの余地はない。