日輪刀(にちりんとう)
剣士が所有する刀。
柱の中には異形とも言える形状の日輪刀を使う者もいるが、杏寿郎の日輪刀は標準的な日本刀型。
鍔の形状は炎のような形。のちに炭治郎に受け継がれた。
隊服(たいふく)
隊員に支給される服。
戦闘能力考察
義勇、しのぶに続いてその実力を披露した柱であり、初めてその全力を発揮した柱でもある。
作中当時の剣士の中でも、トップクラスの実力を持っていたと言える。
下弦の壱・魘夢と間接的な戦闘となった無限列車での戦いでは、炭治郎、善逸、伊之助、禰豆子が魘夢本体や客車三両分の乗客を守りながら戦っている間、目覚めてすぐに戦況を把握、炭治郎たちに指示を出しながら単独で五両分の乗客を守りながら完全に抑え込むなど、柱の実力をいかんなく発揮した。
人質がいなければ魘夢程度瞬殺であったと思われるが、下級隊士に的確な指示を出し、自身も大量の人質を守りながら戦うなど、純粋な戦闘能力だけでなく指揮能力、リーダーシップにも優れた極めて優秀な隊員であったと評価できる。
杏寿郎が全力を披露したのは、炭治郎が魘夢に止めを刺した直後現れた上弦の参・猗窩座との戦い。
初めて登場した上弦の鬼である猗窩座に一歩も引かない戦いを展開したが、再生能力の差から徐々に傷を負い、最終的には満身創痍となった。
しかしながら、煉獄を放ち、破られてもなおその戦意は衰えず、猗窩座の頚に刃を立て、猗窩座を事実上の敗走に追い込んだ。
物語後半には痣の発現により戦闘能力を向上させる者も多く出て、単独でも上弦の鬼と互角の戦いを演じる者も出てきたが、痣の発現なしに単独で上弦の鬼を追い込んだ柱は杏寿郎をおいて他にはいない。