【全集中の呼吸】水の呼吸【鬼滅の刃】

基本5系統の呼吸のうちの一つ。

他の呼吸法に比べ型の数が多く、汎用性が高い。

鱗滝曰く「水はどんな形にもなれる」。

呼吸法の中でも初心者に易しいため、一番多くの剣士に使われている呼吸法。

主な使用者である炭治郎義勇いずれもだが、日輪刀が破損した状態でも戦闘を継続しているという妙な特徴がある。これも水の呼吸の柔軟性故であろうか。

使用者

竈門炭治郎(かまどたんじろう)

鱗滝から指南を受け、錆兎真菰の協力もあり、水の呼吸を会得した。同じく鱗滝から指南を受けた義勇は兄弟子に当たる。

水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)

鱗滝から指南を受け、水の呼吸を会得した。後に炭治郎鱗滝に紹介し、鬼殺隊に入るきっかけとなった。

また、義勇自身は水の呼吸を極め、新たな型であるを編みだすに至った。

鱗滝左近寺(うろこだきさこんじ)

炭治郎義勇の師に当たる育手錆兎真菰を始め、他にも多くの弟子がいるが、その多くを最終選別でteoniに殺されている。

錆兎(さびと)

義勇の同期、炭治郎の兄弟子に当たり、二人と同じく鱗滝の指南を受け、水の呼吸を会得した。

最終選別で死亡していたが、炭治郎水の呼吸を会得するのを後押しした。

真菰(まこも)

鱗滝から指南を受け、水の呼吸を会得した。炭治郎義勇錆兎の兄弟弟子に当たるのだが、上下関係が明らかになっていない。

村田(むらた)

鱗滝とは別の育手から水の呼吸を会得した。

しかし他の使い手とは違い、迫力がないのか何なのか、技のエフェクトが薄くて見えない。単行本のおまけページで水の呼吸の使い手だと明かされるまでは、何の呼吸の使い手なのかが長らく不明だった。

壱ノ型・水面斬り(みなもぎり)

両腕を交差させ、開きながら放つ水平斬り。

鬼滅の刃世界では珍しい、片手で放つ剣技。

弐ノ型・水車(みずぐるま)

空中で前方に回転しながら斬撃を放つ技。

前方に移動しながら放つため、少し距離の空いた相手に対して使用される。

弐ノ型・改・横水車(よこみずぐるま)

地面と水平に回転し、斬撃を放つ応用技。

参ノ型・流流舞い(りゅうりゅうまい)

流れるような足運びから、連続して斬撃を放つ技。

肆ノ型・打ち潮(うちしお)

流れるような連撃を放つ技。

作中初めて使用された呼吸法の剣技。

肆ノ型・打ち潮・乱(うちしお・らん)

空中で打ち潮を放つ応用技。

伍ノ型・干天の慈雨(かんてんのじう)

敵が自ら頚を差し出してきたときにのみ使う技。

斬られた者に苦痛をほとんど与えない慈悲の剣撃。

陸ノ型・ねじれ渦(ねじれうず)

上半身と下半身の激しいねじれから生み出される技。

足場のない不安定な場所でも使用可能で、水の中でこそ力を発揮する。

回転しながら放たれるため、前後左右囲まれた状況下での迎撃に向く。

漆ノ型・雫波紋突き(しずくはもんづき)

水の呼吸の型の中で最速を誇る突き技。

漆ノ型・雫波紋突き・曲(しずくはもんづき・きょく)

雫波紋突きを斜めから曲線の軌道で放つ応用技。

鬼滅の刃世界では珍しい、片手で放つ剣技。

捌ノ型・滝壺(たきつぼ)

高く掲げた刀を地面に向け勢いよく振り下ろす技。

玖ノ型・水流飛沫(すいりゅうしぶき)

動作中の着地時間・着地面積を最小にすることで、縦横無尽に動くことが可能な足捌きの技。

玖ノ型・水流飛沫・乱(すいりゅうしぶき・らん)

回転する部屋など、三次元空間で使用する水流飛沫。

「・乱」のつかない水流飛沫は作中未使用。

拾ノ型・生生流転(せいせいるてん)

回転しながら放つ連続技。

回転が増すごと、斬撃を放つごとに威力が増していく。

拾壱ノ型・凪(なぎ)

間合いに入った攻撃を迎撃する剣技。

振るう刀が見えないほどの超高速の迎撃技。

義勇が独自に編み出した新たな水の呼吸の型。

水の呼吸+ヒノカミ神楽

体力切れによりヒノカミ神楽単体で技を放つことができなくなった炭治郎が、上弦の陸・妓夫太郎/堕姫との戦いの最中、土壇場で使用した水の呼吸ヒノカミ神楽を合わせた呼吸法。

水の呼吸よりも技の威力は上がり、ヒノカミ神楽よりも長く動けるようになる。

一方で、当然ヒノカミ神楽よりも威力は下がり、水の呼吸よりも長くは動けなくなるが、ヒノカミ神楽だけでは最後まで戦っていられない当時の炭治郎にしてみれば、生命線のような工夫である。

ねじれ渦・流流(ねじれうず・りゅうりゅう)

流流舞いの足運びで距離を詰めながら、ねじれ渦の回転を生み出す応用技。