無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)【呪術廻戦】

五条家に伝わる術式

原理は比較的謎(作者もうまく説明できていない)だが、発生する現象については割と素直でわかりやすい。一方シンプルであるが故に強力無比の破壊力を秘める。

術式標準の特性として、物体やjujutsuなどを静止させる効果を持つ。これにより、死角なく自身に対する攻撃を防ぐことが可能になる。

主な使用者はだが、五条家には他にも使い手がいる。ただし、十分に使いこなすためには術式を直接視認できる六眼が必要であり、その両方を兼ね備えたは数百年ぶりの逸材と言われた。

バリエーション

術式順転「蒼」(じゅつしきじゅんてん「あお」)

juryokuを流し込むことで術式の効果を強化した無下限呪術

周囲のものを引き寄せる引力を生み、術式の効果範囲を球形に破壊するいわば小さなブラックホール。効果範囲は発動しながら移動させることもできる。

ただ、下手をすると自分や味方を巻き込んでしまうため、かなり繊細なjuryoku操作が要求される扱いの難しい技でもある。

術式反転「赫」(じゅつしきはんてん「あか」)

反転術式によって生成した正のjuryokuを流し込むことで術式の効果を反転した無下限呪術

周囲のものを反発する斥力を生み、対象を強烈に弾き飛ばす。「蒼」は指向性を持たず、全方位から引き寄せる引力を生むのに対し、「赫」は指向性を持たせ、一方向にだけ効果を及ぼすことが可能。

虚式「茈」(きょしき「むらさき」)

「蒼」で生成した仮想の質量を「赫」で生み出した斥力により打ち出す合わせ技。

「蒼」など比較にならないほど広範囲に破壊効果を発生させるの切り札。

御三家の術式は歴史が深いが故に情報が漏れやすいが、「茈」は五条家の人間でさえごく一部の者しか知らない秘匿された術式である。

のだが、そもそも十全に無下限呪術を扱えるjutsushiが以前には数百年いなかったことから、「使い手がいなかったために誰も知らなかった」という可能性も否定できない。